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2008年 02月 13日
フランスでは読了した人はその旨名刺に書き入れてもいいらしい。いや、それくらい大変だった。1つの文が異様に長い。途中で何言ってるんだかわからなくなってしまう。段落切れが無く、延々と続く文章。初めて本を開いた時にはあまりに字がぎっしりなので、白飯だけが目一杯詰まった四角のでかい弁当箱を連想してしまった。 1冊目を半分くらいいったところで目が上滑りしているのにはっと気づく。その時何を読んでたのか記憶が無い。と、これを3回くらいやったところで、きっと読解力が落ちたんだ、と思い、推理小説とバカエッセイを2、3冊読んでみた。1日で全部読めてしまう。中身もちゃんと理解できてる。気を取り直してもう一度挑戦する。 どうも小さな男の子が眠れなくてママのキスを待って泣いてるようだが、それだけで1冊の半分?そんな訳ないよな。・・しかしそれでいいのだった。それくらいだらだら延々、文章は続く。 13冊をさくっとまとめると・・「小さい時は病弱で泣き虫だったプチブルジョワの少年も大人になり、貴族の世界とつきあいを始め、恋人を囲っていたが、監視しすぎてレズビアンだった恋人は逃げ出し、死んでしまう。その後療養生活を送った主人公はパリに戻ってきたが、昔つきあっていた貴族たちが年老いて変わってしまった様子に愕然とし、自分もまた年老いたことに気づき、時間の力を思い知り、作品を書くことを決意する。」・・こんな感じである。
by marico_m
| 2008-02-13 17:49
| Book
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